by mero-manakana カテゴリ
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ソウルに向かう大韓航空機に乗り込んだ、
マナ、マミ、サンウ、イヌク、そして、ユミの5人。 「おばさん、チケット見せてよ! 私だけ席が遠いのぉ。私、イヌクの隣がいいから、変わって! あんたはあっちに座ればいいじゃない」 ユミは、マナの座席番号を見て、イヌクの隣にとっとと座ってしまった。 「おまえな~、いい加減にしろよ! おれたちは、これから仕事の打ち合わせもあるんだぞ! おまえはソウルに来る用事なんてないだろう! 勝手に来たくせに生意気言うなよ!このキジベ!!」 とサンウがユミをたしなめるが、ユミは無視してイヌクの腕にもたれ ながら、ソウルのガイドブッグを読み出した。 「あたしもソウルに用事があるのよ!! あぁ~、何食べよう♪ イヌク、ここ連れて行ってね♪」 ユミの勢いに押され気味のイヌク。 「ユミ、ボクは疲れているから寝るよ・・・」 瞳はサングラスで隠れていたが、彼の目は困り果てていた。 「大丈夫よ、私は遠くても。これからのことはついてから打ち合わせしましょう。 ユミちゃん、ごめんね、気がつかなくて」 マナは、後方の席に移っていった。 2時間半後、ソウルに着くと冷たい雨が降っていた。 12月クリスマス間近なソウルの空は、どんよりと重たい灰色をしていた。 「これはきっと雪にナリマスネ。早く行きましょう!」とイヌク。 相変わらず、ユミはイヌクの腕にべったりとくっついている。 マミはサンウと席が隣だったせいか、なかなかいい感じだ。 ひとりぽつんと取り残されたマナに北風が冷たく当たる。 「東京よりも寒いっ!!」 「マナさん、早く、タクシー乗りますよ~!」 サンウの声に我に返り、タクシー乗り場に走った。 まず、ユウコが泊まっていたリッツカールトンに行くが、彼女の形跡はどこにもなかった。 マナは、イヌクといっしょに麻浦警察に行ってみることに。もちろん、ユミもついてきた。 マミはサンウとソウル内の病院を当たることになった。 麻浦警察に向かうと、イヌクの知り合いが待っていた。 「久しぶり、ヒョン!! 彼はボクの兄貴デス」 「正確に言うと兄貴みたいなもん。ソン・スンホンです。よろしく!」 電話で事前にイヌクから概要を聞いていたスンホンは、ユウコ失踪に関して自分なりに捜査を始めていた。 「事故や死亡者の該当者はないんだけど、どうもユウコさんがいなくなった日、仙川空港に向かう高速で、変な事故を目撃した人がいるんだ。 タクシーが何台もの車に取り囲まれて、乱闘事件があったらしい。 そのタクシーを運転していたドライバーを捜したんだが、彼も行方知れずになっている。目撃した人は、黒塗りの車に、蠍の紋章がついていたっていうんだが・・・」 「なんですか?その紋章って?」とマナ。 スンホンとイヌクの顔が曇る。 「実は、キム組、通称“蠍組”という巨大地下組織がソウルにはあって、その紋章が、蠍なんだ」 巨大地下組織? なぜ、ユウコと接点などないはずだ。 「ユウコはもしかして、事件に巻き込まれたと?」 「その可能性は高いと思います。そうなると、かなり危険な状態にあることは間違いないでしょう。 確定すれば、日本の警視庁にも協力してもらわないと・・・。 これから、上司といっしょに、蠍組に偵察に行くので、色々調べてこようと思っています」 「私も行ってもいいですか!?」 とマナは思わず言っていた。 「ダメだ~! 女は足手まといになるから。蠍組は怖いんだぞ~! スンホン、早くしろ! とっとと仕事終えて、早く帰るべぇ!」 と背後から。 「あ、どうもどうも~。 ワタクシ、大韓民国ソウル市麻浦警察刑事課第一警部補のソン・ガンホと申します。 日本からわざわざご苦労なこって。 まぁ、心配せずにホテルで休んでいてくださいよ」 と言い残して、スンホンとガンホは、捜査へと向かってしまった。 このままここにいても仕方ない。 とりあえず、スンホンの返事をホテルで待つことにしよう、と、マナとイヌクは刑事課の外へ出る。 そのとき、 「あれ? ユミちゃんは? ユミちゃんはどこに行ったの?」 「さっきまで、そこの廊下の椅子でうたた寝していたはずだけど」 と近くにいた婦人警官は言う。 でも、警察の中を探してもユミはいない。 一体どこにいったのか? 「あぁぁあのキジベ~!!!携帯も持っていないのに!!! ソウルは初めてなのに!!オットケオットケ~!!!」 そのとき、ユミはスンホンとガンホの車の後部座席に隠れるように乗っていた。 「蠍組……、やっと蠍組に近づける……」
by mero-manakana
| 2006-03-11 05:55
| mero1 제 2부 はじまり
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