by mero-manakana カテゴリ
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何者かに襲われたユウコ!
最後の銃声の後、彼女の身に何が起こったのか!? 「・・・?」 鈍い頭の痛みとともに、ユウコは目を覚ました。 "ここはどこ? 一体何が起きたの? どうして私はここにいるの?" 朦朧とする頭で周囲を見渡すと、 ベットの傍らで白衣を着た青年が寄り添うようにうたた寝をしていた。 "・・・。この人は・・・?" おそるおそる体を起こそうとするが、思うように体が動かない。 「ううっ・・・」 カナの気配に青年は驚いたように起き上がりユウコの手を握った。 「カナッ!!やっと目を覚ましたんだね!! 2週間ちかくも眠ったままだったんだよ、 一体何があったんだ?」 「・・・?」 「どうしたの?」 "2週間も眠ったまま・・・? どういうことなの・・・?" 呆然とした顔で身をこわばらせているユウコを見て青年が話しかける。 「カナ、 2週間前に・・・ キミは交通事故の急患で運ばれてきたんだよ・・・。 体のあちこちにかすり傷があったけど、 怪我はもう大丈夫。 背中に大きな打撲が・・・ でも骨には何の異常もないし・・・ 運ばれてきたときは額と頭から血を流していたから 一瞬ヒヤッとしたけど・・・ でも・・・ 大丈夫、心配ないよ。 ボクがついているから大丈夫。」 青年は泣きながらユウコの手を握って話し続けた。 訳がわからないユウコは怯え、手を引っ込めようとする。 「カナッ!!どうしたんだよ!!」 「・・・あなた、だれ? どうして泣いているの? 私・・・私、何もわからないっ!!」 頭が割れるように痛む。 「カナ・・・僕がわからないの・・・?」 しばらくの沈黙の後、青年は涙を流しながら「私」について話し始めた。 「キミの名前はカナ・・・ 田中カナ。 ボクたちは大学で知り合って付き合い始めた。 大学を卒業して・・・ ボクは医者を目指して医大に編入したんだ。 つらいこともあったけどカナ、 君ははいつも傍にいてくれた・・・。 おかげで今はこうやって医者として・・・ カナ・・・ 本当に・・・それもわからないの・・・?」 この男性が言っていることが、本当なの? 田中カナ? 私の名前・・・ ユウコは自分が何者なのかすら、思い出すことができなかった。 何かを考えようとすると頭が痛み、意識が朦朧とする・・・ 青年は一瞬困惑したような、動揺したような顔をしたが枕元にあるボタンを押した。 「チョ・インソンです、患者が目を覚ましました。」 青年はカナの方を向くと 「とりあえず診察しないと・・・」そう言って辛そうな、悲しそうな顔をして脈拍と血圧をはかりった。 額にそっと手をあてると、 「熱はないな・・・何処か痛むところはある・・・?」 顔をのぞきこんで尋ねた。 「・・・。頭が・・・。」 小さな声に心配そうな顔を見せたが、 「明日専門の先生にみてもらおう。今、点滴を交換するから少し休んで・・・ 大丈夫、僕はここにいるから・・・安心して・・・」 青年は血圧を測っているときに看護婦が置いていった点滴を手にとるとテキパキと交換し、ベッドの横にある椅子に座った。 "この人・・・チョ・インソンさんが言っていること・・・私は一体・・・?” ユウコは朦朧とした意識の中で思い出そうとしたが、また眠りに落ちていった。 もしくは忘れたいことがあって、自分のどこかで思い出さないようにしているのかもしれません。 一時的なこともあるし永久に思い出せないこともある・・・。まぁ焦らずゆっくりやっていきましょう。」 ドクターは微笑んだ。 記憶喪失・・・ ユウコはそれから数日を病室で過ごした。 はじめは起き上がるだけでふらふらし頭が痛んだが、それも徐々に解消されていった。 あまり食事をとらないユウコを心配して青年は色んなものを差し入れた。 「これはカナが好きでよく買ってたんだよ、とか、これはあの時食べに行ったお店のものだよ。」 と、少しずつ以前の私の話をする・・・ 青年は仕事をする以外の時間をユウコの病室で過ごした。 朝、目を覚ますと青年はいつも微笑んで「おはよう」と言ってくれたし、夜眠るときはいつも隣で手を握ってくれていた。 ユウコは少しずつ青年の言う"カナ"としての自分を受け入れ始め、以前の自分を思い出そうと努力した。 何も思い出せない自分の側でいつも優しく接してくれる青年を信頼しはじめたユウコ・・・ 「もう体は心配ないから退院してもいいんだけど・・・もちろん通院はしなきゃならないけど・・・」 「退院・・・」 「まだ不安があるようだったら、この部屋はまだ使えるからもう少しここにいる・・・?」 「・・・。ちょっと・・・考えてもいい?」 ユウコは記憶のない自分が不安だった。 "退院して・・・私は一体どこに行くのだろう・・・" そんなことをぼんやり考えながら眠りについた。 深夜に目が覚めて隣をみると青年が眠っていた。 「くすっ。」 あまりにもかわいい寝顔に思わず笑いがこぼれる。 「インソンさん・・・ あなたの言うことを信じるしかないわよね・・・ 信じていいのよね・・・」 2日後、ユウコは退院。 「さぁ、帰ろう、カナ、僕らの家に」 事故の前暮らしていたらしい家に向かった。 インソンに手をひかれ、カナとして・・・。
by mero-manakana
| 2006-03-11 05:56
| mero1 제 1부 出会い
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